子供と話していて、ふと気づき、学ぶことはたくさんある。
最近の気づきは、その中でも、『比較することの優劣』に関してだ。
父親である僕は、
背丈も、手の大きさも、足の大きさも、
何もかも大きい。
息子は、それを見て
『大きい!』と言う。
そして、堂々と、自分の足を見て
『小さい!』という。
そこには、優劣の気持ちなどなく
『ただ、お父さんに比べれば、小さい』という事実を言っているだけ。
大人になれば、なるほど。
ここには、比較と優劣が生じたりするものである。
大きくて羨ましい。
小さくて恥ずかしい。
他人なんて関係ないのに、
人と比較して、自分を卑下したり、自慢したりする。
大きかったら、なんだろう?
小さかったら、なんだろう?
息子にとっては、小さいことは事実であり、
それ以上でも、それ以下でもない。
そう言った視点を忘れないでいることは
とてもとても大切なことだと感じた。
他人と比較して気持ちを上げ下げする
社会で生きていくための処世術なのか?
いや、そうは思いたくはない。
事実を事実として捉えることは、難しい。
必ず、解釈が入ってしまう。大人になれば、なるほど。
忘れてはいけない心が、息子にはありました。