僕と仕事 ①

あなたの職業を選ぶ理由は何ですか?


人それぞれに、職業を選ぶ理由は違うでしょう。

・給料が高い

・人がいい

・チャレンジできる

・休みが取れて、ワークライフバランスが整えられる。


など。どれも正解、人が職業を選ぶ理由に正解も不正解もないから。
僕は、前職富士ゼロックスという大きな会社に入社した。



理由は、大きく2つ。
まず一つ目は、『人として成長できる環境』に視点を置いたから。



正直、就活生の身で、社内よりも会社のことを理解し、
強みや弱みを正確に理解することは難しいだろう。



だから、僕は就活して出逢う会社の中で、『この会社で◯◯がしたい!』という明確な目標を持つことができなかった。



僕には、夢がなかった。
当時、医者になると夢見て大学受験をして失敗しているからこそ
自分の夢に対しての目標を失っていた。



でも、

『夢を見つけた時に、いつでもスタートダッシュできる自分でいたい』


そうは、ずっと思っていた。
よくキャリアデザインの講義でもこれは言っていること。

だから、就職活動においても

楽しい、辛い、ワクワクする、しないというよりも


『自分をもっとも人間的に大きく成長させてくれる場所に行きたい』



という気持ちを優先した。
『成長意欲』が強かったのかも。


僕は当時の富士ゼロックスの『納得採用』という採用方法が好きだった。
初めて会った採用担当の方に、言われたことを今でも覚えている、



『最初に社会を知る会社だからこそ、後悔しない選択をしてほしい』
『岩井くんが納得のいく就職活動ができることを僕は祈っているし、応援している』


普通、自分の会社のPRするとおもった僕は、ある意味衝撃。
会社とは関係なく、一人の人間として、学生の僕に接してくださった。


素直に『かっこいいな、こんな人になりたいな』

と思えた。


今の自分の生き方に繋がる
『目先の利益や損得ではなく、目の前の人に誠実に接すること』


年齢なんて関係ない。
人が人を想う気持ちに、年齢の差はなく。
目の前の人の気持ちに寄り添ってあげること。


当時の僕は、不安だったんだろうな。
医者を目指して挫折した人間に、何が出来るのか、分からなかったから。



そして、当時『金持ち父さん貧乏父さん』という本の中に米国ゼロックスの営業教育研修の手厚さが書かれていたことも、後押しとなった。



ここなら、自分が人としても、社会人としても、営業マンとしても
成長できる可能性があるのではないか?と。


二つ目の理由は、
『何をやるかというより誰とやるか』に視点を置いたこと。



上に書いたように、
会社のことは、会社の人以外には理解できないと思った。
だから、『何をやるか』を明確に伝えることは難しいなって。



大学生の時に、学生団体を運営していたことがあった。
(これも別のタイミングで記事に書きます)


その時は、
大変なことも、辛いことも、嬉しいことも、楽しいことも
本当にたくさんあった。


その経験を通じて、
本当に信頼できる仲間や同僚に恵まれると


楽しいことは、何倍にもなり。
悲しいことは、半分以下にもなることを知った。



辛いことは、仲間が楽しくさせるやり方を教えてくれて
大変なことは、仲間と大変さを共有して泣いた。


これが、組織でのあり方なんだろうと
若者なりに考えて、僕はこのような環境に身をおきたいし、
今後組織に携わることがあれば、そんな組織にしたいとも
思えるようになった。



富士ゼロックスという会社は、
まさに、そういう会社なんだと思った。



辞めた今でも、
僕はそう思っている。

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